補正予算から読み解く!新人看護師と訪問看護の未来
補正予算から見えてくる!新人看護師が知るべき訪問看護の今と未来
皆さん、こんにちは!看護学生ライターの〇〇です。突然ですが、皆さんは「訪問看護」という言葉を聞いて、どんなイメージを抱きますか?病院とは異なる環境で、患者さんの生活に深く関わる看護…漠然としたイメージはあるかもしれませんね。
今回取り上げるのは、日本看護協会が掲載した「令和7年度厚生労働省補正予算における支援について」というニュースです。一見、難しそうなニュースですが、ここから新人看護師の皆さんが知っておくべき、訪問看護の重要性と、皆さんのキャリアの可能性について一緒に考えていきましょう!
補正予算って何?なぜ訪問看護が支援されるの?
まず、「補正予算」とは、年度の途中で経済状況の変化や新たな政策課題に対応するために、政府が追加で組む予算のことです。今回のニュースでは、厚生労働省が訪問看護ステーション(以下、訪問看護ST)への支援を強化する内容が示されています。なぜ、今、訪問看護がこれほど注目され、手厚い支援がされるのでしょうか?
それは、日本が超高齢社会を迎え、住み慣れた自宅で療養したいと願う方が増えているからです。病院での治療が終わった後も、自宅で医療的なケアや生活支援が必要な患者さんはたくさんいらっしゃいます。例えば、点滴管理、褥瘡(じょくそう:床ずれのこと)の処置、人工呼吸器の管理、服薬指導など、専門的な知識と技術が求められる場面は多岐にわたります。これらを支えるのが訪問看護師の役割なのです。
国は、在宅医療・介護の推進を重要な政策として位置づけており、その中核を担う訪問看護STの機能強化や人材育成に力を入れています。今回の補正予算も、まさしくその一環であり、訪問看護のニーズが今後ますます高まっていくことを示唆していると言えるでしょう。
新人看護師が訪問看護で活躍するために知っておきたいこと
「訪問看護はベテラン看護師がするもの」というイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし、実は新人看護師の皆さんにとっても、訪問看護は非常に魅力的なキャリアパスになり得ます。では、新人看護師が訪問看護で活躍するために、今からどんなことを意識しておくと良いでしょうか。
1. アセスメント能力と判断力を磨く
訪問看護では、病院のように医師や他の看護師が常にそばにいるわけではありません。患者さんのご自宅という限られた環境の中で、一人で状況を判断し、適切なケアを提供する必要があります。そのため、患者さんの状態を多角的に捉え、変化に気づく「アセスメント能力」や、その場で最善の選択をする「判断力」が非常に重要になります。
学生のうちから、実習で受け持った患者さんの情報を深く掘り下げ、なぜその症状が出ているのか、どんなケアが必要なのかを常に考える習慣をつけましょう。教科書だけでなく、患者さんの生活背景や価値観にも目を向けることで、より実践的なアセスメント力が養われます。
2. コミュニケーション能力を向上させる
訪問看護では、患者さんご本人だけでなく、ご家族、ケアマネジャー(介護保険サービス計画を立てる専門職)、医師、薬剤師など、様々な職種の人々と連携を取りながらケアを進めていきます。それぞれの立場や考え方を理解し、円滑な人間関係を築くためのコミュニケーション能力は不可欠です。
相手の言葉に耳を傾け、共感する傾聴の姿勢はもちろん、自分の意見を分かりやすく伝える力も大切です。実習中も、患者さんやご家族との対話、指導者さんや教員との報連相(報告・連絡・相談)を意識的に行い、コミュニケーションスキルを磨いてください。
3. 多様な疾患や生活背景への理解を深める
訪問看護の対象となる患者さんは、小児から高齢者まで、また急性期から終末期まで多岐にわたります。疾患も様々で、精神疾患、難病、がん、脳血管疾患の後遺症など、幅広い知識が求められます。さらに、患者さんの生活環境や文化、価値観も一人ひとり異なります。
授業や実習で学んだ知識を、単なる暗記で終わらせず、「この知識が、もし患者さんが自宅で生活する上で必要になったらどう活かせるだろう?」という視点で考えてみましょう。例えば、糖尿病の患者さんなら、自宅での食事管理や運動指導について、どのような工夫ができるか、などです。多様なケースに対応できる柔軟な思考力を養うことが、将来の訪問看護師としての強みになります。
訪問看護は、あなたの「看護の幅」を広げるチャンス!
今回の補正予算のニュースは、訪問看護が社会にとってどれほど必要とされているかを示すものです。そして、それは同時に、新人看護師の皆さんにとって、訪問看護という分野が、やりがいのあるキャリアパスとして、今後ますます発展していく可能性を秘めていることを意味します。
病院での経験を積んでから訪問看護に進む人もいれば、新卒で訪問看護STに就職する人もいます。どちらの道を選んだとしても、患者さんの生活に寄り添い、その人らしい人生を支える訪問看護は、看護師としての専門性を高め、人間力を豊かにしてくれるでしょう。
「看護師として、もっと患者さんの生活全体に関わりたい」「地域医療に貢献したい」そんな思いがあるなら、ぜひ訪問看護という選択肢を視野に入れてみてください。皆さんの未来のキャリアを応援しています!