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機関誌『看護』活用術!新人ナースの成長ガイド
医療ニュース2026/02/208分で読める

機関誌『看護』活用術!新人ナースの成長ガイド

日本看護協会の機関誌『看護』、新人ナースの成長にどう活かす?

皆さん、こんにちは!看護学生の皆さん、日々の勉強や実習、本当にお疲れ様です。今回は、日本看護協会が発行している機関誌『看護』をテーマに、特に「新人看護師になったら、どう活用していくか」という視点でお話ししたいと思います。

「機関誌『看護』3月号を掲載しました」というニュースを見ても、「ふーん、そうなんだ」で終わっていませんか?実はこの機関誌、皆さんが将来、新人看護師として現場に立った時に、強力な味方になってくれる情報源なんです。日本看護協会(JNA: Japan Nurses Association)は、日本全国の看護職が加入する専門職能団体で、看護の質の向上や看護職の労働環境改善など、多岐にわたる活動をしています。その活動の一環として発行されているのが、この機関誌『看護』です。

1. 最新の「看護のトレンド」をキャッチ!情報収集のアンテナを張ろう

看護の世界は、日々進化しています。医療技術の進歩はもちろん、社会情勢の変化に伴う医療ニーズの多様化、法改正など、常に新しい情報が更新されています。学生のうちは教科書や講義が主な情報源ですが、現場に出ると、自分から積極的に情報をキャッチしていく姿勢が非常に重要になります。

機関誌『看護』は、まさにその「最新の看護のトレンド」を知るための最適なツールの一つです。例えば、

  • 特定の疾患やケアに関する最新の知見: 「この疾患の新しい治療法が導入された」「こんなケアが推奨されている」といった情報に触れることで、自分の知識をアップデートできます。
  • 医療政策や法改正の動向: 「地域包括ケアシステムがどう変わるのか」「特定行為研修(医師の指示に基づいて、看護師が一定の医療行為を実施できるようになるための研修)の現状はどうか」など、看護職を取り巻く社会的な動きを理解することは、将来のキャリアを考える上でも不可欠です。
  • 先進的な取り組み事例: 他の病院や施設で実践されている、質の高い看護ケアや業務改善の事例を知ることで、「うちの病棟でもこんなことできないかな?」と、日々の業務改善のヒントを得ることができます。

新人看護師のうちは、目の前の業務をこなすことで精一杯になりがちですが、意識的にこうした情報に触れることで、視野が広がり、看護師としての専門性を高めることができます。休憩時間や通勤時間など、ちょっとしたスキマ時間を使って、ぜひ目を通してみてください。

2. 悩んだ時に頼れる「専門家の声」と「倫理的視点」

新人看護師として働き始めると、喜びややりがいを感じる一方で、多くの壁にぶつかることでしょう。「これで本当に良いのか」「どう対応すれば良かったのか」と、判断に迷う場面も少なくありません。そんな時、機関誌『看護』は、皆さんの「心の支え」にもなり得ます。

機関誌には、第一線で活躍する看護師や研究者、医師など、さまざまな専門家による寄稿が掲載されています。彼らの経験談や専門的な見解は、皆さんが直面するであろう困難な状況を乗り越えるためのヒントを与えてくれるはずです。

特に注目してほしいのが、倫理的課題に関する記事です。医療現場では、患者さんの権利、情報の開示、終末期医療など、正解が一つではない倫理的なジレンマに直面することが多々あります。学生時代に学んだ看護倫理の知識を、実際の事例にどう当てはめて考えるか、機関誌に掲載されている専門家の考察は、皆さんの倫理的思考力を養う上で非常に役立ちます。多様な視点から問題を捉えることで、より患者さんにとって最適なケアを追求できるようになるでしょう。

3. 看護師としての「キャリアパス」を考えるきっかけに

「看護師になったら、どんなキャリアを築いていこう?」漠然とそう考えている学生さんもいるかもしれません。機関誌『看護』は、多様な看護師の働き方や専門分野を紹介する記事も多く掲載しています。

  • 認定看護師や専門看護師の活動紹介: 特定の分野で高い専門性を持つ認定看護師(特定の看護分野において、熟練した知識と技術を用いて水準の高い看護を実践できると認められた看護師)や専門看護師(複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門分野の知識・技術を深めた看護師)のインタビュー記事などを通じて、「こんな分野があるんだ」「私も将来、こんな看護師になりたい」という具体的な目標を見つけるきっかけになるかもしれません。
  • 地域医療や国際看護の現場レポート: 病院以外の場所で活躍する看護師の姿を知ることで、自分の興味や関心がどこにあるのか、どんな場所で自分の力を発揮したいのかを考える良い機会になります。

新人看護師のうちは、目の前の業務を覚えることに集中するのが一番ですが、将来を見据えて、少しずつでも自分のキャリアについて考える時間を持ちましょう。機関誌を通じて、看護師という仕事の奥深さや可能性を感じ、自分らしい看護師像を描いていくことができるはずです。


日本看護協会の機関誌『看護』は、看護学生の皆さんにとっては少し難しく感じるかもしれませんが、将来の自分への投資だと思って、ぜひ定期的に目を通してみてください。ウェブサイトで公開されている場合も多いので、手軽にアクセスできます。現場に出てから「あの時読んでおけばよかった!」と後悔しないように、今のうちから情報収集の習慣を身につけておきましょう。皆さんの未来の看護師ライフが、より豊かで充実したものになることを応援しています!