看護計算ツールガイド
看護師に必要な計算の基礎知識と、計算ツールの使い方を解説します。
看護計算の重要性
看護師にとって正確な計算能力は、患者の安全を守るために不可欠なスキルです。 点滴の滴下速度を間違えれば過剰投与や不足投与につながり、酸素ボンベの残量計算を誤れば搬送中に酸素が切れるリスクがあります。
看護師国家試験でも計算問題は毎年出題されており、必修問題にも含まれるため、確実に得点できるよう準備が必要です。 特に点滴滴下数の計算は頻出で、成人用(20滴/mL)と小児用(60滴/mL)の使い分けも重要なポイントです。
臨床実習でも、指導者から「この患者さんの点滴、1分間に何滴ですか?」と質問されることは日常的です。 Medi-AIの計算ツールで繰り返し練習し、計算の考え方を身につけましょう。
搭載計算ツール
点滴滴下数計算
輸液量と投与時間から1分間の滴下数を自動計算。成人用・小児用セットに対応。
酸素ボンベ残量計算
ボンベ内圧・容量・流量から使用可能時間を算出。搬送時の安全管理に。
BMI計算
身長と体重からBMIを算出し、肥満度を判定。栄養アセスメントに活用。
体表面積計算
Du Bois式で体表面積を算出。薬用量計算や熱傷面積評価に。
GCS計算
Glasgow Coma Scaleの各項目を選択して合計スコアを算出。意識レベルの評価に。
点滴滴下数の計算方法(詳細)
基本公式
1分間の滴下数 = 総輸液量(mL) × 滴下数/mL ÷ 投与時間(分)
計算例
問題:生理食塩水500mLを4時間で投与する。成人用輸液セット(20滴/mL)を使用した場合、1分間の滴下数は?
投与時間 = 4時間 × 60分 = 240分
1分間の滴下数 = 500 × 20 ÷ 240 = 約42滴/分
ポイント
- 成人用輸液セット:1mL = 20滴
- 小児用輸液セット:1mL = 60滴
- 時間の単位を「分」に統一することを忘れずに
- 小数点以下は四捨五入するのが一般的
酸素ボンベ残量の計算方法
基本公式
使用可能時間(分) = ボンベ内圧(MPa) × ボンベ容量(L) ÷ 流量(L/min)
計算例
問題:500Lボンベ、内圧8MPa、酸素流量3L/minの場合、使用可能時間は?
残量 = 8 × 500 = 4000L
使用可能時間 = 4000 ÷ 3 = 約1333分(約22時間)
ポイント
- 充填圧は通常14.7MPa(150kgf/cm²)
- 搬送時は余裕を持って計算する(残量の80%で計算するなど)
- ボンベサイズ:500L(大)、1500L(大型)が一般的